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百年の満月

『百年の満月 4』 たかもり諌也/ウィングス文庫
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黒井貴也さんのイラストが相変わらず秀麗でした。
それはさておき、最終巻ということもあってか、1冊まるまるエピローグ、という感じでした。新キャラも何人か登場してはいるのですが、それらも含めて書き残したこと、宙に浮いたままになっていること、などを全部まとめて本にしたような。
綺麗にまとまってはいるのですが、なんとなく盛り上がりに欠けたまま終わってしまったような気がします。

EDGE

『EDGE』 とみなが貴和/講談社ホワイトハート
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以前から評判を聞いて気になっていたシリーズをこの度ようやく手に取りました。デビュー作の『セレーネ・セイレーン』をとても面白く読んでいただけに、どうしてこっちには手をつけずにいたんだろうと未だにもって不思議でなりません。勿体無いことをしました。
天才心理捜査官がプロファイリングで事件を解決する話、と言ってしまうとよくある話のようですが、だからといってよくあるミステリという訳ではなく、事件を解決するところに話の主眼がある訳ではないというか、事件は物語の要素のひとつに過ぎないのであって、もっと奥深いものを感じさせるような話でした。要するに面白いです。早く続きが読みたくてたまりません。

デイルマーク王国史

『詩人たちの旅』 D・W・ジョーンズ/創元推理文庫
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流行に乗ってダイアナ・ウィン・ジョーンズ初挑戦。
地味なのに壮大というかそんな話。普通に面白かったです。

アヴァロンの霧

アヴァロンの霧〈1〉異教の女王』 M・Z・ブラッドリー/ハヤカワ文庫FT

アーサー王伝説を妖姫モーゲンの視点から語り直したお話。
世間での評価は高いようです。ただ私にとっては、読んでも読んでも終わらないというか、途中で疲れちゃうというか、なかなか話が進まないなーという本でした。1巻の終わりでやっとアーサーが王になって、プロローグが終わった感じです。話はこれからなんだけど、続きを読むかどうかは微妙な所。でも考えてみたら私はそもそもアーサー王伝説をよく知らないのでした。だから知ってる人には面白いのかも。サトクリフあたりをあらかじめ読んでおくべきだったかなーと思わないでもなかったり。

発見

4486016408.jpg『アスガルドの秘密―北欧神話冒険紀行』

とても気になる本を見つけてしまいました。
気になるといってもタイトルだけですが(笑)。
中身は至って真面目な本のようです。アスガルドに関する考察とかそんな感じです。東海大学出版会から出てる本なので、真面目じゃなかったらある意味凄いです。ザ・チャレンジャー。そしてそんな真面目な本なのでタイトルだけで衝動買いするには値段が痛いのです。でもタイトルは『アスガルドの秘密』……。このタイトルに萌えた人は多分きっと仲間ですよ(笑)(何の)。

風の大陸

005766800000S.jpg風の大陸』 竹河聖/富士見ファンタジア文庫

を突然読みたくなって、もりもり読み返してます。
前に読んだのが多分10年くらい前なので、ほとんど新しい話を読んでるような感覚です。今は5巻まで読んだところ。アドリエ編の終わりまでは読んでたと思うのだけど、何も覚えてないよ…(笑)。

今日読んだ本

WaqWaq 1』 藤崎竜/ジャンプコミックス

藤崎竜さんの久し振りの新作。
『サクラテツ』が「フジリューやばいよ!!」という感じだったので、今回はどうなんだろうと思っていたのですが、なんかこれも微妙じゃないですか…?
まだ1巻目なので何とも言えませんが、昔の作風が好きだったという人にはちょっと取っ付き難いかも。



025087130000.jpgWANTED』 樋野まつり/花とゆめコミックス

『めるぷり』はどうにもノリが掴め切れない感があったのですが、今回の作品はそんな違和感もなくすんなりと読めましたです。もうちょっと続きを読んでみたい感じ。出来ればあの人やこの人の過去話とかを。
あと、収録されてる読み切りの『春は桜』も、展開が早いなーと思いはしたものの、綺麗にまとまってて面白かったです。
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